職場から築き上げる男女平等
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女性の賃金差別や職場でのマタハラ、セクハラが改めて問題視されている。職場から性差別をなくし、安心して働ける職場環境を作るためには労働組合は欠かせない。
40年以上も男女賃金差別を闘い、男性も女性も育児休暇を取得できるよう法律が改正される前から会社を追及してきた全石油昭和シェル労組の前副委員長と、その恩恵を受ける若手にそれぞれの取り組みと、新たに提起するべき労働問題について語ってもらった。
柚木康子 (前全石油昭和シェル労組最後の副委員長)
大久保なつみ (日本機関紙印刷所労働組合副委員長)
柴田あかり (全芝浦屠場労組青年部)
全石油昭和シェル労組の闘いは、大企業のなかで結構激しいものだったようですね。まず、全石油昭和シェル労組の闘いを紹介してください。
柚木: 私は1948年生まれで66年にシェル石油(1985年から昭和シェル石油)に入社した。会社としてはいい職場だった。石油会社は同じ商品を販売していて新しい製品を開発し