Still Living, a photography exhibit from survivors of DV and sexual assault
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17歳で妊娠した彩咲りんさん(仮名)は、病院で「最後に性交渉したのはいつですか」と尋ねられ、答えに迷った。
恥ずかしかったからとか、辛かったからではなく、その意味が理解できなかったからだ。
「性を交渉するって、え? 何ですか? という感じでした」
この時、結婚した5歳年上の夫は「お前は何も知らないから俺が教えてやる」と言った。診察してくれた産婦人科の医師も、夜の巡回診察の時に「また来るからね」などと言いながら、毎回、彩咲さんの足に触れていくような人だったという。
夫自身も子どもの頃に親からの虐待にあった人で、結婚当時、自分は絶対に親のようにはならないと誓ったはずだった。それなのに、4人のうち同居する3人の子どもは今でも父親からの暴力によるPTSD(心的外傷後ストレス)に苦しみ、彩咲さん自身も未だに通院を続ける。
夫とは10年ほど前に離婚が成立した。
今だからこそ笑いながら振り返ることができるようになったが、彩咲さんが元夫の行為は「ドメス